家賃保証会社の督促が怖い、取り立てが怖いという話はよく聞く話です。
家賃保証会社は業務の特性上、家賃を回収しにいかないといけないのでイメージは完全にお金の取り立てです。借金の督促に似たイメージを持たれているのでしょう。
しかし、家賃を回収する側に言わせると本当に怖いのは家賃を遅れる側の言い訳です。家賃を遅れるにも様々な理由があります。
ですが、家賃は決められた日にキチンと支払うべきものということは覚えておいてください。
ここでは本当に怖いのは家賃保証会社なのか?家賃滞納者なのか?白黒つけたいと思います。
本当に怖い!家賃保証会社の督促
【嘘?ホント?】なぜ家賃保証会社の回収方法はヤクザなのか?でも書いていますが、ドアを強めにノックされる、電話がしつこいというのはよくある話です。
ドアをドンドンしているわけでも、ものすごい回数の電話をしているわけではなくとも、単に話しづらい内容で家までこられている、電話が繰り返し来ているというだけで結構な圧迫感があります。
普通の人は別に強気の督促じゃなくても怖いと感じるのは、たぶん、本当です。
しかしながら、一部の家賃保証会社では2019年の段階でも怖い督促をしているようです。家賃回収の方法が厳しすぎて警察が呼ばれるという話も聞きます。
- 家賃を今すぐ支払え
- 家賃を払わなければ部屋から出て行け
- 出て行かないなら追い出すぞ
こんなことを言っている家賃保証会社が令和の時代でもあるそうですが、完全に昭和な手法です。昭和でも後期には許されない手法です。


昭和前期でも(法的には)ダメです。
今から10年くらい前(2007年~2010年頃)は消費者生活センターにもよく家賃保証会社の督促の件で相談が入っていましたから、それだけ激しい回収行動があったということだと思います。
ある意味では、家賃保証会社の厳しい督促が「家賃を遅れてはいけない」という意識に通じたのかもしれません。


それがよいかどうかは別問題です。
本当に怖い!家賃延滞者の言い訳
では、怖いのは家賃保証会社の督促だけでしょうか?
実は家賃保証会社から見ると完全に立場は逆で、家賃延滞者が怖いです。
言い訳、行動がむちゃくちゃな人がいます。
なぜ家賃保証会社からすると家賃延滞者が怖いのか?
それは、家賃はお金があるときに支払うものだと思っていることです。
当たり前ですが、部屋を借りるのは契約ですので、守らなければならない条文があります。その1つが家賃の支払日です。
最初から毎月この日に家賃を支払います、と契約しているのです。
契約は守るべきものですが、何があっても絶対とは言いません。しかし、原則として守るという条件で互いに納得して契約を結んでいるわけです。
家賃が遅れている人の言い訳は大きくわけると2つしかありません。
- 支払い忘れ(連絡がつけばすぐに支払う)
- お金が無い(お金があるときに支払う)
家賃保証会社からすると家賃の遅れは日常的なので、今更驚きません。しかし、遅れたときに支払いをどうするかで入居者の質がわかります。
きちんとしている人はたとえ家賃が遅れても、自分から連絡しますし、支払う努力をします。それは契約は守るべきものだという前提があることをわかっているからです。
怖い人は家賃が遅れたときに、お金が無いのだから仕方が無いと他人や社会のせいにします。言っている意味がわからないと思うでしょうが、マジで何を言っているのかわかりません。
連絡をしても出ない、折り返さない、無視する。お金が入るときに払うから待っておけ、という態度を平気で取る。挙句、お金が入ったら家賃以外のものを先に支払う。
衣食住が人間の生活の最低限だと思いますが、順番を間違えている人は電気、水道、ガス、携帯代、ネット代などを先に支払う傾向があります。理由はカンタンで、支払わないと止められるので困るからです。
家賃は支払わなくても止められない(住めない)とは思わないようです。
思っていたら最低でも連絡ぐらいするはずですから。
毎月給料が入ったら家賃とか固定費を除いた分で生活すべきなのですが、それがわかっていない上に、そこを指摘すると「それでは生活ができない」と言ってきます。
つまり、生活が破綻しています。これはもう、他の固定費を順に削るか、生活水準を下げるか、引っ越すかしかないわけですが、自分の生活水準は守った上で引っ越さないという選択をするのでおかしなことになるわけです。
昔は家賃は給料の手取り額の3分の1と言われていましたが、今では手取りの4分の1という時代です。


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